2018年04月19日

「びーぐる」39号、刊行!

「びーぐる」39号が出ました。今号の特集は「第2回 びーぐる船上国際詩祭」。海外詩祭を巡る5氏のエッセイと世界各国の現代詩翻訳アンソロジーから成っています。まさに世界各地の詩人が集う大型客船に乗り合わせたような雰囲気が味わえるのではないかと思います。
 拙作「セピア色のノートから」連載6回目に取り上げたのは安浪雄嗣さん。今や知らない人も多いかもしれませんが、やさしさと悲しみが綯い交ぜになった魅力的な詩を書いていた詩人です。
 山田兼士の連載「高階杞一を読む」14回目に取り上げられた詩集は『水の町』。「『水』の悲しみについて」という副題のもと、本書の世界がていねいに読み解かれています。こちらもどうぞ御一読を。
 今号ではほかに第7回「びーぐるの新人」の発表もあり、佐々木貴子氏が選ばれました。佐々木さん、おめでとう!
 詳細は山田兼士さんのホームページ(39号の目次)をご覧下さい。
 http://yamadakenji.la.coocan.jp/1beagle.htm
 定価1,000円(税込み)。発行所「澪標」。
 入手方法
 澪標に電話(06-6944-0869)またはメール(matsumura@miotsukushi.co.jp)で注文。

びーぐる39号表紙.jpg

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2018年04月15日

不思議な啖呵売

 今年の初め、「男はつらいよ」の全48作を制覇したと書きました。そのあと、寅さんの名言をまとめておきたいと思い、関連の本を3冊ほど買い込んで、このところ読んでいました。その中に啖呵売(たんかばい)の口上も出てきます。映画の中では必ず1回、啖呵売が出てきます。中でも繰り返し出てくるのが次のような口上。

 「四谷赤坂麹町、ちゃらちゃら流れるお茶の水、粋な姐(ねえ)ちゃん立ちションベン」

 映画の中では何の違和感もなく聞いていたのに、今回文字で読んでいて、あれっ?と疑問が湧いてきました。姐ちゃんが立ちションベン? 女性が立ちションベンなんかできるのかなあ? この疑問を家人にぶつけると、昔、農村ではしていたと小説か何かで読んだことがあるとの答え。それがもし事実だとしても、なぜ立ったままするんだろう? 不思議です。こんなことがほんとうにできるのかどうか、全女性に聞いてみたい気がします。聞けないけれど……。

 それはともかく、名言をまとめていたら、また映画を観たくなってきました。そこでまたイチから観ることにしました。シリーズ全48作に再挑戦! 昨日観たのは3作目。内容はほとんど忘れていて、新鮮な感じで観ることができました。
 本の中で見つけた名言をひとつ。

  ほら、見な、
  あんな雲になりてえのよ。
        (第9作「柴又慕情」)

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2018年04月11日

とぶりんネット感謝祭−藤富保男『点』&『キリンの洗濯』

 空とぶキリン社の本と拙著を販売する「空とぶキリン・ネット書店」(略称:とぶりんネット)が開店5周年を記念して「とぶりんネット感謝祭」を開催しています。書店内の本を購入すると購入金額に応じて様々なプレゼントをするほか、金額に関係なく貴重な本を進呈する「お裾分けプレゼント」も用意しています。
 この「お裾分けプレゼント」は藤富保男詩集『点』と「VOU」会員で日本のシュルレアリスム運動の草分け的存在である山本悍右のイラスト&詩の絵はがき(7枚組)の2種類。どちらも貴重なものですが、特に藤富さんの『点』はいわゆる豆本(9×12p)で、稀覯本とも言えるもの。1996年発行で定価は5,000円(当時の消費税3%込みの値段)。本の序文には次のように記されている。
 「ここに集めた10篇は、僕が27歳当時思い付いたまま書いた断片である。すなわち詩が線になっていないで、点として浮遊していた当時である。どういうわけか、いずれの詩集にも入れていない作品ばかりで、1955年の紙袋の中でねむっていた。(以下略)」
 この『点』と絵葉書を入手した経緯は次のような次第。
 藤富さんが亡くなったあと、奥様が倉庫を整理していたときに大量の『キリンの洗濯』が出てきたとのことで、ダンボール3箱ほどに分けて送ってくださった。その中に、空いた隙間の詰め物代わりにと、上記2種と藤富さんの朗読CDなどが入っていた。これらは頂き物なので販売するわけには行かず、「お裾分けプレゼント」という形にした次第です。在庫はもう数冊ほどになっていますので、入手ご希望の方は早目にとぶりんネットにお申し込みください(CDはまた何かの機会に役立てたいと思っています)。

 とぶりんネット感謝祭 http://toburin.cart.fc2.com/news?news=425449

 『キリンの洗濯』の送られてきた在庫は200冊ほど。これがなくなると完全に絶版になってしまいますので、この機会にこちらもどうぞご購読ください。

 絶不調と書いたワンコたちですが、ふたりとも少しずつご飯やおやつを食べるようになってきて、だいぶん元気が出てきました。ホッと一安心、と言ったところです。

 昨日から大学の授業も始まりました。5限目の授業で教室へ行くと、学生たちが教室に入れずに外へあふれていました。こんなことは初めて。急いで別の広い教室を用意してもらい、そちらへ移動して何とか授業を行うことができました。
 何やかやハプニングなどのある春の今日この頃です。

藤富保男『点』他 ブログ用.JPG

左から、『点』の外箱、中身、山本悍右絵はがき

posted by 高階杞一 at 13:02| Comment(0) |

2018年04月09日

ワンコたちが絶不調

 このところワンコたちの体調が不良で、毎日のように病院へ連れて行っています。
 まず先週の水曜日(4日)にコッコが突然何も食べなくなり、胃液を大量に吐くようになりました。元々生理による疑似妊娠でドッグフードなどほとんど食べない状態が続いていたのですが、それでもおやつなどは喜んで食べていました。それがおやつでさえ食べなくなるというのは異常事態。翌日、僕がびーぐるの編集会議に出かけたあと、家人が病院へ連れて行きました。血液検査などしたあと、いくつか原因となることが見つかったのですが特定までできず、とりあえず点滴を受け、抗生剤の注射をしてもらって帰ってきました。それでもまだ何も食べない状態が続いたので、翌日また病院へ行き前日と同じく点滴と抗生剤の注射。この抗生剤が効いてきたのか、少しずつおやつを食べるようになり、体調も回復してきました。
 ところがこれと入れ替わるようにして、今度はホッピーが同じような症状になりました。変化が現れてのはコッコが大量に胃液を吐いた翌日(5日)から。大食漢だったのにご飯を半分ほど残し、6日にはおやつもまったく食べなくなりました。まるでコッコの症状にシンクロしたかのようです。それで7日(土)には病院へ連れて行き、コッコと同じように点滴と抗生剤の注射をしてもらって帰ってきました。先生によると、ストレスが原因ではないかと言うことですが、はたしてどうなのか。繊細な子なので、考えられなくもないですが…。
 そして今日、コッコはだいぶん元気になってきましたが、ホッピーはまだご飯もおやつも口にしないまま。今日もう一度病院へ連れて行くつもりです。もう14歳で、心臓の状態も悪く、その薬も飲み始めたばかりなので、心配です。
 ホッピー、コッコ、早く元気になってね。

posted by 高階杞一 at 12:26| Comment(0) | 日記

2018年04月06日

びーぐる編集会議&続・イヌノフグリとホトケノザ

 昨日はびーぐるの編集会議がありました。店に着くと、ちょうど山田・細見の両名もいて、入り口の所で何やら店員と話し中。どうしたのか聞くと、予約がされていないとのこと。そんなはずはないと言い、何とか部屋に案内してもらいました。あとで店員に事情を聞くと、木曜なのに、水曜日の予約表を見ていたとのこと。そりゃあなくて当たり前。店員の単純ミスでした。
 編集会議では次々号以降の連載(投稿欄と俳句時評)担当者の人選や特集内容について話し合いました。どちらもスムーズに決まり、あとはあれこれ四方山話を2時間半ほど。8時半頃に店を出て帰宅の途につきました。

 一昨日書いた岩切正一郎さんの詩について。イヌノフグリとホトケノザは間違いではないかと書いたところ、知人のEさんを通じて御本人から返事がありました。まず引用したイヌノブグリはイヌフグリのこちらの入力ミス。これは略称で、イヌタデの異称であるアカノママをアカママというのと同じことですね。再度正確にその部分を記します。「踏切のそばの和菓子屋で/桜餅を買い/ホトケノザとイヌフグリの咲く/ひとけのない道を歩いた」。
 このイヌフグリについて、結論から言えばやはりオオイヌノフグリが正しく、御本人によれば、「長いので慣用(誤用?)の短いほうを使いました。」とのこと。ハナショウブを単にショウブと言ったりするのと同じ用法ですね。ただ、ハナショウブの場合ほどポピュラーではないので(慣用化されていないので)、ここはやはり正確にオオイヌノフグリと書いた方がいいように思います。
 ホトケノザの方は間違いではなく、「近所の野川のほとりにも咲いています。」とのこと。イヌノフグリほどまだ外来種に侵されていないということで一安心(?)。さらに、ホトケノザの「ほとけ」と「ひとけのない道」の「ひとけ」を掛けたとのこと。なるほど。
 岩切さんが参照されたという日本国語大辞典には「いぬふぐり」について、「近年は、外来種のるり色の花を付けるオオイヌノフグリをさすことが多い。《季・春》」と書かれているとのこと。しかしこれではイヌフグリがオオイヌノフグリを含む総称と言うことになってしまい、解説としては不適切だと思えます。
 辞典や歳時記を見ていても、誤った(または不正確な)記述が多いので、注意が必要です。
 こうしたことについては拙著『詩歌の植物 アカシアはアカシアか?』に詳しく書いていますので、ご覧いただければ幸いです。最後はちょっと宣伝みたいにになってしまいました(笑)。

posted by 高階杞一 at 11:10| Comment(0) | びーぐる