2015年06月28日

三井葉子さんを偲ぶ会

 昨日は「三井葉子さんを偲ぶ会」が三井さんの地元・八尾でありました。会場は三井さんもよく通われたという老舗の料亭で、参加者は30人ほど。ひとりひとりが三井さんとの思い出を語るという形で進められました。
 僕はH氏賞受賞時の選考委員が三井さんであったことや、その後、受賞を祝う会を開いてもらったこと、「楽市」の座談会に何度か呼ばれたことなどを話し、最後に、「びーぐる」次号の「詩歌の植物」に三井さんのサルスベリを題材にした2つの詩を取り上げたことなどを話しました。最初の詩は30代前後の詩で、そこには白い花のサルスベリが出てきます。晩年の詩には金色のサルスベリが出てきます。白から金への変遷が、まさに三井さんの人生の遍歴に重なっており、金色の花のまま旅だって行かれたのは見事だと思う、というような話をしたのですが、このスピーチの後、出席されていた息子さん(次男)が来られて、思いがけない話を聞きました。
 病院から戻ってきた柩を自宅に運び込もうとしていた時、なんと庭のサルスベリの花が1輪だけ咲いているのを発見したというのです。白でも金でもない紅い1輪の花。そんなことがあるのだろうかと驚きました。三井さんが亡くなったのは去年の1月。真冬にサスルベリの花が咲くことなんてあり得ません。不思議なことです。
 でも、こういう不思議なことが、人が亡くなったとき起こるということを僕も体験しています。
 一人息子の雄介が亡くなったとき、僕は旅の途中で、朝目を覚ましたら腕時計のデジタル表示が消えていたのでした。それがちょうど雄介の亡くなった時間帯であったことを、旅から帰ってから知りました。また団地の1階に住む雄介の遊び仲間であった男の子が、雄介の死ぬ前の晩、玄関を指さして、「ゆうちゃんが来た」と親に言ったという話も後から聞きました。
 こういう体験をしているので、真冬にサスルベリの花が咲くということも、それなりに納得できたのでした。三井さんは大切にしていたサルスベリに送られて旅立って行かれたのだと思えます。

 ガーネット最新号が予定通り昨日届きました。今朝、190部ほど発送しました。読者のお手元には7月1日までに届くと思います。
 内容の詳細については後日お知らせします。

posted by 高階杞一 at 12:22| Comment(0) |

2015年06月26日

衝撃の事実

 今日は驚くべき事がありました。
 ある本に『キリンの洗濯』の中の「てこの原理」が掲載されることになっているのですが、その校正で1行目の「朝」が抜け落ちていたので、編集部にその旨指摘して返送しました。今朝、その再校正が送られてきて、そこに編集者の手書きで、「単行本にも砂子屋版にも朝が入っていませんが…」と書かれていてびっくり。
 砂子屋版というのは砂子屋書房の現代詩文庫「高階杞一詩集」のことなのですが、こちらは確かに「朝」が欠落しています。でも、単行本にも入っていないというのはどういうことだろう。そんなバカなことはないと思って、手元の『キリンの洗濯』(初版)を見たところ、ちゃんと入っています。おかしいなあと思いつつ、はたと気づいて押し入れの9版を見たところ、なんと「朝」がない! これは衝撃でした。いったい何版から消えてしまったのだろう。
 各版がそのつど送られてきても、同じ原版を使っているので間違いなどあろうはずがないと思い、いちいち中まで見ていませんでした。それが、このような欠落があったとは…。
 もし初期の版からなら、20年以上「朝」が欠落したままの本が流通していたことになります。恐ろしいことです。砂子屋版の方は正誤表を入れて出荷してもらうようにしていますが、単行本の方にはそんなものを入れていないので、多くの人が「朝」のない「てこの原理」を読んでいたことになります。考えるだに恐ろしい。こんなミスがあろうとは、情けない限りです。
 何はともあれ、今回の指摘で誤植に気づいたことは、不幸中の幸いと言えます。
 もし、「朝」のない『キリンの洗濯』をお持ちの方は修正のほど、よろしくお願いします。

posted by 高階杞一 at 15:00| Comment(0) |

2015年06月25日

発送準備や編集作業など。

 ガーネットの編集を完了した後、その発送準備や空とぶキリン社詩集の編集作業をしていました。
 発送準備作業の方は、これはもういろいろとやらなければならないことがあって大変。まず同人向けに連絡事項書や収支報告書、同人送付先一覧表の作成(これは送り先の重複を避けるためのもの)など。購読会員向けには会員通信や会員名簿の作成など。さらに封筒の宛名印刷(250部ほど)や送り状の作成など。何とか宛名印刷まで終わり、後は送り状に記すちょっとした挨拶書きを残すのみとなりました。やれやれ。
 購読会員は現在76名。これは同人費のかなりの負担軽減になっています。さらにこれだけ多くの人が買ってでも読みたいと思って下さることは、何よりありがたいことです。
 空とぶキリン社詩集の方は、本文版下が完成し、著者に校正を送りました。こちらも後は表紙や帯の作成を残すのみ。やっと先が見えてきました。

 この後は今月末締め切りの詩を考えます。あと1週間を切り、まだ頭の中は真っ白のまま。早めにミューズが降りてきてくれたらいいんだけれど。

posted by 高階杞一 at 12:17| Comment(0) |

2015年06月21日

ガーネット、編集完了!

 ガーネット次号(76号)の編集が完了し、版下を印刷所に送りました。6月27日(土)には出来上がってくる予定です。今回も自分の詩に苦しめられましたが、何とか仕上げることができました。今回は久し振りに2篇。1篇は6ペーにも及ぶ長編で、ミューズがなかなか降りてきてくれないということを出発点にした詩で、苦し紛れに作った感があります。もう1篇は少々物騒な(?)詩なので、発表を控えていたのですが、今回少し手直しをして発表することにしました。どういう評価を得るか、どちらも気になるところです。

 この後は今月末が締め切りの詩がひとつと、空とぶキリン社の詩集の制作にかかる予定です。詩集の方は8月上旬の刊行を目指しています。

posted by 高階杞一 at 18:48| Comment(0) | ガーネット

2015年06月18日

暴落

 1週間ぶりの更新です。
 書くネタがなかったということもありますが、ずっと締め切りの迫った詩のことを考えていて、とてもブログにまで頭が回らなかったというのが本当のところです。
 その苦しんでいた詩もなんとか形になってきました。もう2日ほどあれば(たぶん)できあがると思います。やれやれ。
 ということで、ネタも思いついたので、更新することにしました。

 拙著『早く家へ帰りたい』(偕成社版)をアマゾンで購入し、それが今日届きました。送料を含めて1,605円(定価は税抜きで1,500円)。自分で自分の本を買うというのも変なものですが、まだこの偕成社版を欲しいという人がたまにいるので、そのとき用にと購入した次第です。
 アマゾンでは長らく古書で1万円近くしてました。この値段ではさすがに手が出ない。それが夏葉社から復刊されて以降、今回買った値段まで暴落しています。古書店もさすがに前の値段では売れないと思ったようです。それはそれなりに悲しいものがありますが、手頃な値段で買えるのはありがたいことです。この際全部買い占めようかな。というのは冗談ですが、また美品で今回ぐらいの値段のものが出れば買おうと思っています。

 前回書いた「カンボジアの京唄子?」ですが、あの「京唄子!」と言ったガイドは日本人のツアーガイドではなく、現地のガイドさん(カンボジア人)です。勘違いした人がいたので念のため。

posted by 高階杞一 at 19:11| Comment(0) |