2017年07月19日

屋外授業

 昨日は大学の授業。朝から小雨が降っていたが、3限目の授業が終わった頃から晴れてきた。そこで5限目の授業は屋外で植物観察。詩作の授業なのに植物観察というのも変だけれど、受講している学生たちが、別の授業で植物を見て詩やレポートを書けという課題を出されたらしく、それで「先生、案内してください」と頼まれて屋外での植物観察となった次第。
 校内を歩きながら目についた植物の説明をしていく。緑にあふれた大学なので、植物の種類も多い。クヌギ、カシ、シイ、ヤマモミジ、サルスベリ、ムクゲ、ハギ、クズ、ヤマブキ…など20種類ほど教えただろうか。単に植物名だけでなく、それぞれの特徴やその植物にまつわる事柄なども話していく。例えば、ヤマブキでは一重と八重の花があり、八重咲きは実を付けない。それで和歌に「実のひとつだになきぞかなしき」というような歌があるとか、ハギやクズのところでは秋の七草の覚え方を伝授。「お好きな服は」と覚えるんだよとか。
 そんな中、一番興味を持ったのはヤマモミジの実のようだった。プロペラの羽のような実を空中に放り投げ、これは風に乗って遠くまで運ばれていくための仕組みだと教えると、驚いたような顔で見ていた。ほかの植物のことは忘れても、これだけは覚えていてくれるだろうな、たぶん。

posted by 高階杞一 at 16:21| Comment(0) |