2019年07月29日

対談のお知らせ

 関西詩人協会「創立25周年の集い」で山田兼士さんと対談を行います。最初は講演の依頼だったのですが、途中で対談に変更。喋るのがあまり得意でないこちらにはその方がむしろありがたい。
 対談のテーマは「現代詩の現状と展望」。なんだか固いテーマですが、山田さんの質問を受けつつ、気楽に思うところを話していければと思っています。
 開催日時は9月8日(日)午後1時から5時まで。
 場所は大阪天満橋の「ドーンセンター」。http://www.dawncenter.jp/top/index.jsp
 会費は1,000円。
 参加自由とのことなので、関西詩人協会に所属されていない方もお気軽にご参加ください。

関西詩人協会・対談2019.9.8.jpg

 この日はすぐ近くのOMMビルで「文学フリマ大阪」も開催されます。とぶりんネットの笹野店長が出店予定なので、対談の始まる前にちらっと顔を出そうかなと思っています。時間に余裕のある方はこちらにもぜひご来場ください。

 文学フリマ大阪 https://bunfree.net/event/osaka07/
 OMMビル http://www.omm.co.jp/

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2019年07月15日

「本の雑誌」−「高階杞一の10冊」

 「本の雑誌」8月号において、翻訳家の金原瑞人さんが「高階杞一の10冊」と題して拙作を紹介してくださっています。
 これまでに出した単行詩集は16冊(選詩集と復刊はのぞく)。なので3分の2の選出。
 全4ページの短い分量の中でコンパクトにそれぞれの詩集の特徴が述べられています。最後に紹介されている詩は自分でも好きな「雨」。この時期にふさわしい選択でもあります。
 書店で見かけられたら、どうぞ御一読を。

「本の雑誌」2019.8月号.jpg

「本の雑誌」2019.8月号10冊のページ.jpg

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2019年07月12日

中ムラサトコ映像作品「とびこえて」

 拙作にいくつも曲を付けて歌ってくださっている中ムラサトコさんが、今回また拙作「とびこえて」に曲を付け、それを映像作品としてユーチューブに公開されました。
 「昨年の夏、愛媛では集中豪雨で大変な被害が出て、私の友人や友人の家族、家、仕事など、沢山のものがなくなりました。そんな折、高階さんの詩「とびこえて」を読み、どうしても歌いたい気持ちになり、友人たちと一緒に演奏しました。」とのこと。
 「とびこえて」は、雨上がりの道をこどもたちが歩いて行く様子を描いた作品ですが、これは東日本大震災が起こったあと作った作品で、被害からの復興を願う気持を込めています。中ムラさんはちゃんと作品の真意を読み取ってくださったようです。
 とても素晴らしい作品になっています。ぜひご覧ください。

  https://www.youtube.com/watch?v=0TM0f2x9yq4&fbclid=IwAR1mn2b_DGeVIGhBWN2zeRIapSeKinE-jAcAzdnHCNqu4jOgommN1kwr96U

     とびこえて

  長く降りつづいた雨がやみ
  水たまりに
  今朝は
  青空が映っています
  
  両側に田んぼの広がる道を
  こどもたちが
  はしゃぎながら
  歩いています
  
  約束はみんな
  雨で
  流れてしまったけれど
  ひさしぶりに晴れたうれしさに
  
  こどもたちは歩いていきます
  水たまりを
  いくつも いくつも
  とびこえて
        (『いつか別れの日のために』より)

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2019年07月08日

由良佐知子さん、逝去

 神戸在住の詩人、由良佐知子さんが亡くなった。ガーネット同人の神尾和寿から連絡を受けて初めて知った。5月7日に亡くなられたとのこと。由良さんはガーネット24号からの購読会員で、数えれば21年も本誌を愛読してくださっていたことになる。
 去年の夏に出た第3詩集『遠い手』を取り出し、あとがきを見て驚いた。その冒頭に、「末期癌の告知を受け落ちこんでいるとき」と書いてあるではないか。頂いたとき読んでいるはずなのに、全く気に留めていなかった。自分が何度も癌になっているので、「癌」という言葉に鈍感になっていたのかもしれない。
 「1944年 大阪生まれ」と奥付にあるので、今年75歳。ご冥福を祈りつつ、ガーネット86号の「詩集から」に掲載した詩をここに再掲したい。

朱夏の山懐に石段を下る
冷ややかな湿地の気配
椎の木下闇(このしたやみ)を映す浅い池に出る
里芋に似る葉の浮かぶ水面から
抜け出る長い茎は
黄色い花を一輪つけている
これが河骨
泥の中の根茎は
どこまで延びているのか
さまよう八月の骨のように

日暮れを待つ山に
ひぐらしの声
人に還る
        (『遠い手』より「河骨(こうほね)」全)

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2019年06月23日

『空から帽子が降ってくる』書評(2)

 『空から帽子が降ってくる』が2つの新聞で紹介されました。ひとつは「しんぶん赤旗(日曜版)」の読書欄。記者の方が短く紹介してくださっています。
 もうひとつは山形新聞。こちらは空とぶキリン社からも詩集を出されている久野雅幸さんが書評を書いてくださっています。「各詩が『広々とした、豊かで、奥行きの深い、イメージの展開をもつ』詩となったことを、特筆すべき成果としてあげたい。」という評はうれしい言葉です。
 画像に変換しているので読みにくいかもしれませんが、御一読を。
 (どちらも画像をクリックすると、拡大してご覧いただけます)

赤旗 2019.6.2.jpg

「しんぶん赤旗(日曜版)」2019.6.2

山形新聞(久野雅幸)2019.6.16.jpg

山形新聞 2019.6.16

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