2018年02月05日

柳波賞授賞式&奇縁

 柳波賞の授賞式から無事に帰ってきました。前日の3日(土)は親しい詩人たちのとの恒例の飲み会。神田の居酒屋で、今回の参加者は松下育男、廿楽順治、江夏名枝、隅田有、中島悦子、そして松下教室の佐野豊の6名。このうち中島さん、佐野さんとは初顔合わせ。そして松下さんとは7年振りぐらい。7時から始めて10時半頃までの3時間半。店員からラストオーダーと言われなければ、もっと飲み続けていたかもしれません。
 楽しい飲み会でした。松下さんとはまだ詩を書き始めた頃の話をしたり(もう40年以上も前!のこと)、中断している共詩の話をしたり、飲み進むにつれ、あの詩人は著名な割には詩がつまらないといったような話題があちらこちらから出て、みんな同じことを感じているんだなと共感したり……。そのほかあれこれ、いろんな話題で盛り上がった3時間半でした。
 翌日は午後1時から沼田市の中央公民館で柳波賞の授賞式。その前に11時から受賞者の方々との懇談会がありました。この中で今回は驚いたことが2つほどありました。
 ひとつは今回柳波賞を受賞した人のこと。上京する数日前に1冊の詩集が届き、その送付状の中に「柳波賞、ありがとうございました」と書かれていたのでびっくり。選考会の時は名前が伏せられているので誰が受賞したのか分かりません。慌ててこれも1週間ほど前に送られてきていた作品集を見ると、確かにその方の名前がありました。半田信和(はんだ・しんかず)さん。今回の詩集が5冊目とのことで、講評のなかで僕は「相当書き慣れている人だと思われる」と書いていたので、やはり推測は当たっていたと思ったものでした。さらに送付状の中に「福井詩人懇話会会員」とも書かれていたので、当日の懇談会の時、3年ほど前、福井市で講演をしたことがあると話したら、その講演を聞きにいらしていたとのことで、さらにびっくりしたのでした。
 もうひとつ驚いたことは、優秀賞受賞者との奇縁。授賞式が終わっての帰りの車の中で、その方(吉田誠一さん)が、「廿楽順治さんを知っている」と言われたのでびっくり。どういう知り合いかと尋ねたら、「廿楽さんが地元の新聞で投稿詩の選者をしている時に、特選に選ばれて、その授賞式(?)でお会いした」とのこと。昨日一緒に飲んでいたと話したら、神田でですね、言われたのでこれにもびっくり。松下さんのツイッターでも見られたようです。
 何はともあれ、柳波賞、優秀賞という上位2名の方との奇縁に驚かされた今回の授賞式でした。

 入賞作品はすべて沼田市のホームページでご覧いただけます。

 http://www.city.numata.gunma.jp/kyouiku/shakai/1006425/1006104.html

 このうち柳波賞の作品を以下に記します。

       ギンモクセイの枝先に
                         半田信和
  ギンモクセイの枝先に
  シオカラトンボとまってる

  羽を透かして灰色の
  雲は流れてゆくけれど

  シオカラトンボ動かない
  雨が降っても動かない

  ギンモクセイの枝先の
  葉っぱと同じ傾きで

  シオカラトンボとまってる
  夏のおわりがとまってる

2018.2.3柳波賞神田飲み会.jpg

飲み会にて(この写真は松下さんのツイッターから拝借しました)

posted by 高階杞一 at 23:25| Comment(0) |

2018年01月26日

いちめんの銀世界

 昼過ぎから降り始めた雪がどんどん激しくなり、あっという間に積もりました。1月10日以来の積雪で、まだ今も(午後4時10分)降り続いています。窓の桟に積もった雪の高さは現在1.5pほど。この冬一番の積雪になりそうです。

 降り続く雪を見ていたら、昔作った詩を思い出しました。「旅」(日本交通公社)という月刊誌に掲載された作品。24歳の時の作で、詩集には未収録です。

       雪

  低くたれさがった灰色の空に
  寝ぼけまなこで
  カミソリの刃を走らせたのは誰だろう
  
  山に囲まれた小さな村の隅々に
  まっ白な血漿が降りていく
  今朝
  いつもの一番鶏もまだ啼かない
                (「旅」1977年1月号)

外は銀世界.JPG

外は銀世界

庭も銀世界.JPG

庭も銀世界

降り続く雪.JPG

降り続く雪

posted by 高階杞一 at 16:31| Comment(0) |

2017年12月30日

詩集年間ベスト16+α

 年末恒例の「今年の詩集・年間ベスト」を挙げることにします。今年はベスト16。ここ3ヶ月ほどの間に届 いた詩集はまだよく目を通していないので、一応去年の10月から今年の9月末位までということで(順不同)。

・「あかるい時間に」(ふらんす堂)丸田麻保子
・「華茎水盤」(思潮社)古田嘉彦
・「冬の夜、しずかな声がして」(ミッドナイト・プレス)河江伊久
・「そこに月があったということに」(書肆 子午線)鈴木正枝
・「わたしとあなたで世界をやめてしまったこと」(書肆 子午線)福島直哉
・「あのとき冬の子どもたち」(七月堂)峯澤典子
・「夜明けをぜんぶ知っているよ」(思潮社)北川朱実
・「耳を寄せるときこえる音」(栗売社)鏡順子
・「渡邊坂」(土曜美術社出版販売)中井ひさ子
・「出発はいつも」(空とぶキリン社)尾崎美紀
・「ひばりの声が聴こえない」(空とぶキリン社)岩崎恭子
・「卵のころ」(ミッドナイト・プレス)そとめそふ
・「月光の背中」(洪水企画)山田兼士
・「花もやい」(花乱社)岡田哲也
・「無垢な時間」(三宝社)秋島芳惠
・「浜辺にて」(らんか社)さとう三千魚

番外編 (歌集・評論・エッセイ等)
・歌集「風のアンダースタディ」(書肆侃侃房)鈴木美紀子
・画文集「Mの辞典」(ゆめある舎)望月通陽
・エッセイ集「詩の翼」(響文社)山田兼士

 今年も残り1日。今日は掃除を少しだけする予定です。
 風邪はまだぐずっています。どうやら年越しになりそうな。

posted by 高階杞一 at 12:05| Comment(0) |

2017年12月18日

聖夜/天使が/街で

 クリスマスまであと1週間。街にはイルミネーションが輝いて、クリスマスの雰囲気を盛り上げています。
 そこで、今から20年ほど前、神戸のKiss FM KOBEというFM局で放送されたクリスマスの物語をブログ「きいちの音楽室」にアップしました。タイトルは「聖夜/天使が/街で」。ほんの10分ほどの番組です。お聴きいただければ幸いです。ブログには原作の詩も掲載しています。

  http://tkongaku.sblo.jp/

posted by 高階杞一 at 13:23| Comment(0) |

2017年12月08日

インスタ映え 

 今年の新語・流行語大賞に「インスタ映え」が選ばれました。どんなサイトなのか覗いてみたところ、実にさまざまな写真が載っています。ちなみに自分の名前でも検索してみたら、意外にもたくさんの投稿がされていました。一番多いのが『早く家(うち)へ帰りたい』で、これはやはりインスタ映えするのでしょうか。他にも一番新しい『詩歌の植物 アカシアはアカシアか?』や、もう30年近く前に出した『キリンの洗濯』などもありました。
 とぶりんネット書店の笹野店長によると、この半年ほど『キリンの洗濯』の注文が増えているとのこと。インスタ映えの効果によるものかもしれません。
 こんな感じで載っています。よかったらご覧ください。

  https://www.ipopam.com/tag/%E9%AB%98%E9%9A%8E%E6%9D%9E%E4%B8%80

 世の中はSNS時代ですが、こちらはツイッターにもフェイスブックにもインスタグラムにも無縁。ほかの人のツイッターなど見ていて、よくこれだけ毎日書くことがあるなあと感心します。このブログのネタ探しにもフウフウ言っているこちらにはとても真似できそうにありません。
 ワンコたちの写真ならいっぱいあるので、インスタグラムに載せようかな。
 とりあえずここに最近撮ったコッコの写真を2枚ほど。インスタ映えしているでしょうか?

コッコ1.jpg


コッコ2.JPG

posted by 高階杞一 at 12:07| Comment(0) |