2017年03月15日

新詩集刊行に向けて

 5日ほど前から新詩集刊行に向けての作業を始めました。
 まずは収録作品の選択から。
 『水の町』以後の作品のほか、それ以前に書いたものの内容上収録を見合わせていたものを抜き出して、並べてみたら40篇ほどになりました。この中から出来の悪いものを除外して、30篇ほど残りました。これらをどのように並べて1冊の詩集にまとめるか。これにかなりの時間がかかりました。
 3冊前の『いつか別れの日のために』、その次の『千鶴さんの脚』、そして前詩集『水の町』。どれも書いた時期と内容が一貫していて、まとめるのにそれほど苦労しませんでしたが、今回は苦労しました。というのも、詩の内容がバラバラなためでした。『水の町』以降、それまでの書き方に飽きて、全くこれまでと違う詩の形を模索した結果、そうなったようです。
 あれこれと考えて、5つの章に分け、何とかまとめることができました。同時に詩集名も決めました。まだ秘密ですが、『いつか別れの日のために』と同じくらい長いタイトルになりそうです。
 目下、個々の作品を見直しています。詩集収録時にほとんどの作品に手を入れるのが常ですが、今回もそうなっています。この作業もあと少し。
 この新しい詩集を読んで、これまでの読者がどう思うか、気になるところです。実験的な作品も多いので、拙作を読み慣れた読者は違和感を覚えるかもしれません。こんな詩はイヤだという読者も出てくるかもしれません。前に進んでいくためには、それも仕方のないことですが。
 
posted by 高階杞一 at 18:30| Comment(0) |

2017年02月26日

「詩歌の植物」、校正完了!

 「詩歌の植物」初校の校正が、3日ほどかかってやっと完了しました。
 文章の校正もさることながら、レイアウトにもこだわりがあるので、細かくチェックし、修正を依頼。さらに今日は17章ある章の順番の入れ替えも行いました。当初は書いた順に並べていたのですが、それだと見開きの左ページから始まるものが多く出てくるので、なるべく右ページから始まるようにした結果です。章の順番を入れ替えると、最後の参考文献や初出一覧などの順番も変わってくるので、編集者の手間を増やすことになり、申し訳ないと思いつつ、そこはよろしくとお願いをして。

 今月末締め切りだった詩も書き上げて先日送りました。
 次は空とぶキリン社の詩集の編集にかかります。これまたかなり時間がかかりそうですが、1週間ぐらいのうちには何とか本文の版下を仕上げられたらと思っています。

 あと2日で2月も終わり。
 もうすぐ本格的な春の到来です。がんばろう。

posted by 高階杞一 at 18:53| Comment(0) |

2017年02月06日

柳波賞授賞式

 柳波賞授賞式の旅から帰ってきました。
 一昨日の土曜日2時過ぎにに家を出て、新幹線で上京。とてもいい天気でしたが、静岡を過ぎる頃には暗くなってきて、期待した富士山が見られずに残念でした。東京には6時半過ぎに着き、宿のある神田へ移動。ホテルで一服したあと、神田駅前の居酒屋へ。柳波賞授賞式前日恒例の飲み会で、この日の参加者は女性4名、男性1名の5名。ほぼいつものメンバーです(ひとりが初参加)。
 宴会は例年のごとく盛り上がり、気がついたら11時過ぎになっていました。今回も4時間以上飲んでいたことになります。日本酒をたくさん飲みすぎたせいか、さすがに回復困難で、すぐにベッドに入り、寝入ってしまいました。
 翌日も快晴で、上越新幹線に乗り、上毛高原駅へと向かいました。川端康成の小説そのまま、国境の長いトンネルを抜けると雪国になりました。駅まで迎えに来てくださっていた沼田市職員の方の車に乗り、授賞式会場のある沼田市へと移動。
 11時から受賞者の方々と懇談&昼食会。授賞式では短い講評をして終了。
 式が終わり、窓の外を見ると、ぼたん雪がはげしく降っていてびっくり。天気が急変したようでした。帰りの新幹線では往きと逆に、国境の長いトンネルを抜けると雪はなくなっていました。

 今年(第18回)の柳波賞受賞作品を紹介します。今までにない異色の作品が選ばれました。

     かたあしすずめ
                志賀 哲敏

 かたあし なくした すずめのこ
 どこで なくした かたあしは
 からすに くわれた
 いや ちがう
 ねこに くわれた
 いや ちがう
 くるまに ひかれた
 いや ちがう
 かあさんの おなかに おいてきた
 かあさんの おなかに もどろうか
 そとは こんなに さむいから
 ひとりぽっちは
 さむいから

posted by 高階杞一 at 23:31| Comment(0) |